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第73回日本大腸肛門病学会総会を終えて。

2018.11.16

 先週の金曜日、土曜日を休診にさせていただいて、東京の新宿で開催された第73回日本大腸肛門病学会総会に参加してきました。京都に帰ってきてから、毎年発表をしてきました。
 今回は金曜日に発表しました。演題は「血栓性外痔核926例と皮垂1784例の発生部位に関しての類似点と相違点の検討」という内容で発表してきました。
 発表演題の詳細や学会で感じた今後の課題は、「痔の専門家が教える痔のはなし」のページの方で報告していますのでご覧ください。
 今年の学会のテーマは「個の成長、明日への貢献、病める人の幸せを求めて」でした。久しぶりに、二日間、講演や発表を聞き、学び、充実した時を過ごしてきました。
 さて、学会の帰り道、電車に乗ると、ある広告が目に飛び込んできました。そこには次のように書いてありました。

「今日のあなたは、今日しかいないから。未来は、今日という一日の積み重ねでできています。今日見たもの、今日感じたこと。それは今日のあなたにしか出会えなかったこと。気がつけば、あっという間に同じような毎日が過ぎていく。そんな時ほど、今という時間を大切にしてください。」と。

 私たち医師の多くは、これまで経験した患者さんを通じて、病気の原因は何か。そして、その原因を究明して、どうしたら治していくことができるかを真剣に考え、目の前にいる患者を一人一人治したいという思いをもって、そのことを実現していこうとしていきます。学会はその思いを実現するために必要な場だと感じています。電車の広告で改めて感じたことがあります。それは、「目の前にいる患者一人一人をしっかり治していくことで、多くの患者を治すことが出来る。」ということです。この思いを改めて心に刻んだ学会でした。

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