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院長インタビュー

肛門科一筋90年。
京都市上京区で祖父・父・子と3代続く渡邉医院へは、京都府内のみならず、他府県からも大勢の患者様がお越しになられています。
長い歴史を通じて築き上げた患者様との信頼関係、肛門科医療へのあくなき探究心、そして患者様への思いなど、3代目院長・渡邉賢治院長に今の思いを語ってもらいました。

変わりつつある肛門科のイメージ
誰でも気軽に相談できる場所へ

90年の長い歴史を持つ医院ですが、どういうお悩みでいらっしゃる方が多いですか?

90年の長い歴史を持つ医院ですが、どういうお悩みでいらっしゃる方が多いですか?

基本的にいぼ痔・切れ痔・あな痔などの痔のお悩みでいらっしゃる方が多いのですが、それ以外にも最近は「勝手に便が出る」「知らないうちに便が漏れる」といった便失禁でお悩みで、「肛門が緩くなってしまったのでは?」とご相談いただくケースが増えています。

こうした症状は昔からあったもので、以前は肛門科を受診することに抵抗があったり、恥ずかしくて相談できなかったりする方が多く、なかなか表に現れなかったのだと思います。そうした状況も今は変わりつつあるのかなと感じております。

肛門科は身近な存在になりつつある?

肛門科は身近な存在になりつつある?

そう感じています。
それでもまだまだ「受診しにくい」「診察が恥ずかしい」という方がおられると思います。肛門科を受診するのは、内科などの他科を受診するのと変わらないということ、そして診察もイメージされているような恥ずかしいものではないということを知っていただいて、何でも気軽に相談してもらいたいです。

大切なのは“患者様が何を求めるか?”
“医療機関側が何を提供できるか?”ではない

お越しになられた患者様への心配りは?

患部がどういう状態であれ、「もっと早くに受診しないと駄目ですよ」などとは言わないようにしています。
痔などのお尻の病気は基本的に命に関わる病気ではありませんので、患者様が「治そう」と思われた時が受診のベストタイミングだと考えております。
肛門科が身近な存在になりつつあるとは言え、やはり見せにくい部分ですので、なかなか受診しにくい診療科です。そんな中、思いきってお越しになられた方の不安なお気持ちには十分配慮するように心がけています。

あと患者様の中には、診察中のスタッフの話し声・笑い声が気になる方がおられます。
「自分のことを笑われているのでは?」と不安になられるようです。
なので、診察中は極力静かな環境を整えて、スタッフ間で連絡事項の伝達などが必要な場合には診察室から離れたところで行うようにしています。
小さなことかもしれませんが、安心して肛門科を受診していただくうえで、とても大切な心配りだと思っております。

治療時に大切に考えていることは?

治療時に大切に考えていることは?

大切なのは「患者様が何を求めるか?」であって、「医療機関側が何をご提供できるか?」ではないと思っております。
いぼ痔を根治したいということでしたら、入院手術(痔核根治術、ジオン)できちんと治した方が良いでしょうし、今ある痛みを何とかしたい、出血を止めたいということでしたら、外用薬による保存的な治療や日帰りによる痔核硬化療法(パオスクレ―、ジオン)で対応することが可能です。病状にあわせ、また患者様の希望に合わせて治療を提供することが必要です。

当院には19床の入院設備があって、入院手術と日帰り手術の両方に対応可能です。
そうした環境を活かして、こちらの都合で治療方法を制限することなく、最適な方法を複数ご提案して、その中からご自身に一番合うものをお選びいただくようにしております。

当院は、祖父(渡邉医院の創業者)の時代から痔核硬化療法を取り入れるなど、肛門科の治療の歴史とともに歩んで参りましたが、決して「今がベスト」とは考えておりません。
まだまだ治療方法には改良の余地、工夫の余地はあると思っています。

最先端の治療方法を積極的に取り入れる一方で、昔ながらの歴史と実績を持つ治療方法に立ち返り、それぞれをどう組み合わせていくことが良いか、そのベストマッチングを考えるなど、今なお試行錯誤が続いています。

渡邉医院の治療はまだまだ“通過点”
もっともっと進化させられるはず

これだけのキャリアをお持ちなのに試行錯誤?とても驚きです

例えば現在、いぼ痔に対する治療方法としてジオンと手術の併用療法が流行っています。ジオンだけでは治りきらず再発することがあり、結果的に根治手術が必要になることがあります。ジオンと手術の併用療法は、根治性を追求すればするほど痔核根治術に近づいていくのが実情です。

こうした状況を見るにつけ、「では、何のためのジオンなのか?」「手術なしで肛門に傷を付けることなく治せるというジオンの最大の利点が失われてしまっているのではないか?」と疑問に思ったり、迷ったりすることがあります。

また手術にしても、毎回終えるごとに「もっと上手くできるのでは?」「もっと患者様の負担が軽減できるのでは?」と考えております。

90年の歴史があるとは言え、まだまだ渡邉医院の治療は通過点にあり、この先、もっともっと進化させられるはずだと思っています。

サイトをご覧の方へお伝えしたいことは?

お尻のお悩みをお一人で抱え込まずに、まずは一度当院へご相談ください。
最初にもお話ししましたが、肛門科のイメージは昔とは変わってきていて、気軽にお越しいただけるようになっております。
「受診したらすぐに手術」というわけではなく、1つ1つのお悩みにきめ細やかにお応えして、豊富な種類の中からご自身に一番合う治療方法をお選びいただける環境が整っており、もっと身近で気軽に受診できる場所となりつつあります。

こうして気軽に受診できる場所となりつつある一方で、今度は「どの肛門科を受診したらいいかわからない」ということが起こってきます。こうした時には慌てて決めずに、ご自身に合う医療機関をゆっくり探されれば良いと思います。

1つの肛門科しか受診してはいけないということはなく、複数の医療機関でそれぞれの医師から話を聞いて、「ここなら大丈夫」「この先生なら任せられる」という場所を見つけるようにしましょう。

病気や治療に関する知識が不足していたとしても、患者様にはその医療機関・治療方法が自分に合うかどうか、そしてその治療が本当に必要なのかを正しく判断できる力が備わっています。医師と患者様の間には知識量を比べると大きな差があります。でも提案された治療方法に関して「何か少し変だなあ」とか、「納得できる。」と言ったような判断をする力は必ず持っておられます。

それを上手に活用して、是非、ご自身に一番合う医療機関・治療方法を見つけて欲しいと思います。

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