今日から10月あっという間に今年も後残すところ3か月になりました。
いよいよ消費税も10%にどんな影響が出てくるか心配です。特に医療や社会保障に関しては、特に患者さんの命や生活に直結する問題です。
これまでの患者負担増で、すでに十分な医療を受けられなくなっている患者さんもいます。
京都府内の医療機関に実施したアンケートでは、経済的理由による受診困難となるケースもあり、3割の医療機関で、この半年で治療中断を経験しているとのアンケート結果です。治療中断となった事例の多くは、生活習慣病ですが、中には悪性腫瘍なども含まれています。医療機関からの声としては、「薬が切れているはずの患者さんが受診されない。」「受診の回数を減らしてほしい。」「薬代の負担を減らしてほしい。」などと患者さんから言われることが多いと回答しています。また、「専門の医療機関に紹介や入院をすすめたが拒否された。や「症状の重い初診の患者さんが増えた。」などと回答する医療機関も少なくありません。
このようにこれまででさえ、本当は必要な医療を経済的な理由で受けたくても受けられないといった実態があります。
これから先、国が考えている患者負担増の計画が進められていくと、今以上に患者さんの医療機関への受診が難しくなり患者さんの命が危険にさらされることは目に見えて明らかです。
さらに、このような状況に、さらなる追い打ちとなるのが、消費税率の10%への引き上げです。このことでさらに私たち国民の生活が追い込まれていきます。
消費税に関しては「消費税増税か社会保障削減か」という二者択一の政策でいいのか疑問があるところです。
もう一度消費税増税が必要なのか?社会保障の財源が他にないのかを見直す必要があるのではないかと思います。